断熱リフォーム+エコカラット(タイル)
施工地域 | 神戸市須磨区 |
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物件情報 | 木造2階建て約120㎡、築26年 |
工事概要 | 断熱吹き付け、二重サッシ取り付け、壁タイル貼り |
工事費用 | 約155万円(税込) |
工事期間 | 3日間(平成26年12月竣工) |
床下に断熱材「アイシネン」を吹き付けしていきます。
カナダ生まれの断熱材で、燃えにくく化学物質を一切含まない安全な材料です。また水蒸気を吸着しませんので、結露やカビの発生リスクも少ないことが特徴です。
作業はキッチンの床下収納や和室の畳下に開けた作業開口に、道路に停めた攪拌車からホースを引き込んで行います。
最後に点検口や作業開口の床下地にも断熱材をくまなく吹き付けて、連続した一体の断熱層を形成していきます。
屋根裏にも断熱材を吹き付けています。
木部へ直接吹き付けるスプレー工法ですので、すき間なく充填することができ、屋根からの暑さや床からの寒さをシャットアウトすることができます。
作業は天井点検口からホースを引き込んで行います。
真夏の日差しで熱せられた屋根からの輻射熱を遮断し、屋根裏の蓄熱を大幅に改善することで室内へ熱が入るのを防ぎます。
施工後すぐに効果を実感でき、空調効率も改善されることから省エネ効果による光熱費削減にもつながります。
後日すべての窓に二重サッシを取り付けることになりました。寒さでガラスにエアキャップ(プチプチ)を貼っておられました。
サッシはYKK製「プラマードU」、ガラスはLow-E複層ガラスです。一般的な複層ガラスの内側に特殊金属膜を吹き付けることで、通常の複層ガラスより「放射伝熱」を抑えて「遠赤外線」を反射します。目には見えないLow-E金属膜の効果によって、寒い冬でも暖かく快適です。
二重サッシ取り付けには額縁(窓枠)の奥行きと強度が必要になります。
奥行きは7㎝以上、強度はしっかりと固定されていてグラグラしないことが必要です。奥行きが7㎝以下の場合にはオプションの「ふかし枠」がありますので、そちらを額縁に取り付けてからサッシを設置します。
二重サッシは枠を額縁(窓枠)にビスで固定し、ガラス障子をはめ込むだけの簡単施工です。トイレなどの小窓のカギは一般的な「クレセント」ではなく「戸先錠仕様」を採用しました。左右の引手にカギがついていますので、窓の開閉と施解錠が一度にでき、カギのかけ忘れを防ぐことが出来ます。(窓を閉めると自動的にカギがかかります)
FIX(はめ殺し)窓にも二重サッシを取り付けます。
ガラスのお掃除ができるよう「けんどん式」になっており、外れ止めを外してハンドルを持てば簡単に障子を取り外すことができます。※けんどん(検飩)式…上下に溝があり、戸や蓋を上げ落としに建て込む方式。
リビングの壁にはリクシルの屋内用タイル建材「エコカラット」を貼ることになりました。調湿機能によって冬の暖房時に起こりやすい結露の発生を抑えるだけでなく、臭いの原因となる成分も吸着しますので、生活臭を脱臭してキレイな空気の中で暮らしていただけます。
玄関の壁にはアクセントも兼ねてエコカラット「デザインパッケージ」を貼っていきます。接着剤を塗って貼り付けるだけの簡単施工で、こちらはお家の方でも挑戦していただくことが可能です。絵を飾るようにワンポイント貼るだけで雰囲気がアップし、さらに靴の臭いや湿気まで取り除いてくれますので一石二鳥の簡単リフォームです。