L型キッチンのある断熱フルリフォーム
施工地域 | 神戸市須磨区 |
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物件情報 | 木造(ツーバイフォー)2階建て、築36年 |
工事概要 | 水廻りリニューアル(キッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレ)、木製建具取り替え、ガラス交換、屋根裏・床下断熱材吹き付け、玄関扉取り替え、外壁・屋根塗り替え、ガレージ・カーポート新設、テラス新設他 |
工事費用 | 約1,240万円(税込) |
工事期間 | 約1.5ヶ月(平成26年4月竣工) |
いくつものタンスが窓をふさいでしまっていた和室ですが、思い切ってタンスを処分することで明るいウォークインクローゼットへ生まれ変わりました。
増築して使わない納戸を増やすよりも、いまの空間を最大限利用して「使える」スペースへの転換を図ります。
洋室の収納扉は3枚連動の引き戸に取り替えました。
高さも広がるうえ開口の2/3が開くので中の物の出し入れがしやすくなります。
お部屋のドアもすべて同じシリーズに取り替えて統一感を出しています。
階段はカーペットをはがしてフローリングと同じ材料の「リフォーム階段」で仕上げました。
滑りやすかったカーペットから、滑り止めのついたフローリングの階段になり、手すりも取り付けたことで安全にお使いいただけるようになりました。
トイレはリクシルの最上位機種「サティスS」です。
タンクレストイレに収納キャビネット付きの手洗い器を新設し、すっきりとした使いやすいトイレになりました。
手すりカウンターも併設していますので、将来も安心してお使いいただけます。
トイレの扉は開き戸から折れ戸に変更しました。
開け閉めの際に体をかわす必要がなく、最低限の動作で開け閉めしやすいのが特徴です。
また内開き(上記写真参照)の欠点である閉じ込められる危険もありません。
※内開きの場合、万が一トイレの中で人が倒れたとき、その人が障害となってドアが開かなくなることがあります。
タイル張りの冷たかったお風呂はTOTOのユニットバス「サザナ」に。魔法びん浴槽にほっカラリ床、天井・壁は断熱パック、窓は複層ガラスの高断熱浴室の完成です。
これで室内の寒暖差によるヒートショックの心配もなくなりました。
キッチンはリクシルの上級グレード「リシェル」です。
ご希望の対面キッチンにするために今回はL型をご提案させていただきました。生活動線も考慮して移動距離が増えないよう冷蔵庫や食器棚の配置も含めて計画しています。
キッチン横の引違い窓は片引きの採風勝手口ドアに交換しています。コンロ横にも小さな上げ下げ窓を新設し、お料理しながらお庭の緑が見えるようになりました。
キッチンはあえてオープンにせず、手元が隠れるように造作壁を立てています。
窓ガラスはすべて複層ガラスに入れ替えします。
AGC(旧旭硝子)の「ペヤプラス」というアタッチメント付きの製品で、従来の単板ガラスの溝幅でもそのまま交換することが可能です。(窓の内側に約15㎜のアタッチメントが見えてきます)
※こちらの製品は入れ替えたガラスの厚みが外側へ出ますので、網戸に干渉しないか事前の確認が必要です。
屋根裏と床下の全面に断熱材「アイシネン」を吹き付けしています。
カナダ生まれの断熱材で、燃えにくく化学物質を一切含まない安全な材料です。また水蒸気を吸着しませんので、結露やカビの発生リスクも少ないことが特徴です。
これで夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境が整いました。
下足箱の容量がかなり不足していましたので、大容量の玄関収納を新設しました。
コートや傘まで収納できるうえ、姿見鏡付きで外出時の身だしなみもチェックできます。
玄関ドアは木製扉から三協アルミの「ラフォース」断熱タイプに取り替えました。
ドアの中央に光を採り入れるスリット窓があり、中まで明るくすっきりとした玄関にリニューアルすることができました。
屋根と外壁は外部足場を組んで全面塗り替えを行いました。
カラーベストの屋根には塗り替え前に「タスペーサー」を設置し、塗料で雨水の逃げ道をふさいでしまわないよう対策を施します。
外観はできるだけ元のイメージを崩さないよう、試し塗りを重ねながら色の選定を行いました。
お庭のサンルームのウッドデッキが腐蝕していましたので、タイル張りの大きなテラスに造り替えました。
テラスはリビングの前まで延長することで、室内からもバリアフリーで行き来できるようになりました。
ガレージの奥にあったお庭は草木が生い茂って使われておりませんしたので、お手入れの軽減とガレージ兼フリースペースの増設を目的に大改造を行いました。
お庭をすべて取り払い、コンクリートで舗装すると共に大型のカーポートを設置し、趣味の道具も収納できる物置を新設しました。モルタル仕上げのガーデンシンクも造りつけて多用途にお使いいただけます。