賃貸マンションの外部リニューアル
施工地域 | 神戸市中央区 |
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物件情報 | 木造2階建て、築21年 |
工事概要 | 外部足場組立て、シーリング打ち替え、外壁・屋根塗り替え、バルコニー防水、廊下・階段長尺シート貼り、排気ダクト延長他 |
工事費用 | 約290万円(税込) |
工事期間 | 約2ヶ月(平成28年9月竣工) |
外壁はタイル調のサイディング張りでしたが、経年劣化によるチョーキングや目地シーリングの破断が顕著になっていました。
そこで目地シーリングはすべて撤去して新しく打ち直し、外壁はセラミックシリコン系塗料で塗り直しました。
チョーキング:白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、風雨等により塗装面が劣化してチョーク(白墨)のような粉状になって現れる現象や状態。
目地シーリングは外壁サイディングのジョイント部やサッシまわり、その他配管や金物まわりなど、2階建ての建物で延べ500mにも及びます。これらを1本ずつ完全に撤去して、変成シリコンシーリングを充填していきます。
屋根のカラーベストも外壁と同じようにチョーキングが進行し、押さえ金物のシーリングも破断して漏水の危険がありました。
そこでこちらもシーリングを撤去して打ち直したうえで水系シリコン塗料で塗装を施しました。
屋根は高圧洗浄を行ったうえで金物類の錆止めを施し、タスペーサーをカラーベストのすき間に挿入して塗装していきます。
タスペーサー:屋根材同士のすき間を塗料で塞いでしまわないように縁を切るために差し込むプラスチック製の材料。
(塗料ですき間を塞いでしまうと雨水の逃げ場がなくなり、屋根下地材の腐蝕や雨漏りの原因となります)
マンションに近接した住宅から排気の臭いが気になるとの問題がありましたので、排気ダクトを延長することになりました。
既存の排気フードを取り外してダクトを接続し、屋根の上まで配管を延長して雨が入らないよう下向きに固定しています。
鉄骨階段は錆びが進行し、雨の日には滑りやすく危険でしたのでノンスリップ塩ビシートを貼ることになりました。
水が溜まらないように下地の勾配を薄塗りモルタルで、通行できるように半分ずつ調整していきます。
塩ビシートはタキロン製「タキステップ」、廊下には同柄の「タキストロン」を貼っています。
側溝部分にはウレタン塗膜防水を施し、雨水の侵入や下地の腐蝕を防ぎます。