自宅マンションをスケルトンリフォーム!
施工地域 | 神戸市須磨区 |
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物件情報 | SRC造マンション4DK約70㎡、築38年 |
工事概要 | 水廻りリニューアル(キッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレ)、間取り変更、内装仕上げ工事、給湯器取り替え、家具工事その他 |
工事費用 | 約800万円(税込) |
工事期間 | 約2ヶ月(平成28年8月竣工) |
洗面室の配置は一見同じように見えますが、実は左側へ60㎝程度移動させています。洗面室の右手にトイレの入口がありましたが、独立した入口を確保するために全体の配置を見直しました。洗面化粧台は毎度お馴染みのリクシル「ピアラ」です。化粧台と洗濯機の上部にオープン棚を設けて洗剤やタオルなどが取り出しやすいようになっています。
トイレの入口を独立させたことで手前に広いスペースが生まれ、手洗いカウンターを新たに設けることができました。
これで来客時にも洗面室を経由することなく利用していただくことができ、化粧直しも可能なゆとりある空間に生まれ変わりました。
トイレはTOTO「ネオレストDH」。背面に露出していた排水縦管は造作壁で塞ぎ、その横にトイレットペーパーが収納できる大容量の吊戸棚を家具で製作しました。手洗いカウンターは集成材の上にサンワカンパニー製のベッセル型陶器を設置し、ミラー背面の間接照明がリクシルのガラスモザイクタイル「ルキアグラス」を優しく照らします。
ユニットバスは1116のマンションサイズでしたが、こちらもスケルトンの際に少し広げて1316サイズのユニットバスを設置しました。
リクシルのシステムバスルーム「リノビオV」です。落ち着いた石目調の壁パネルに人造大理石浴槽、冷たさを感じにくく汚れが取れやすいキレイサーモフロアに加え、浴室内の事故を防ぐための手すりも最初から設置しています。
玄関にはマンション用のルーバー式網戸を設置して通風を確保しています。扉の周囲には鏡を貼ることで広がりのある空間になりました。玄関収納はパナソニックの「コンポリア」鏡面仕上げ、天井いっぱいに取り付けて足元の空間を確保しています。反対側には折り畳み式のベンチを設置していますので、外出時に腰をかけてラクな姿勢で靴を履くことができます。
キッチンは間仕切り壁を撤去して向きを変え、オーダーメイドのL型キッチンを設置しました。ダイニング側には収納スペースを設け、その上に天然石クォーツストーンの一枚物のカウンターをしつらえることで重厚で広がりのある空間を生み出しています。
間仕切り壁を挟んだ和室側にキッチンを移動させています。間仕切り壁を取り払うことで開放感溢れるオープンキッチンになりました。左側の壁は意匠性塗材ジョリパットの「校倉仕上げ」を施し、キッチンの正面までR形状で回り込んでいます。
キッチンは1年前にリフォームしたお客さまのご要望でオーダーした実績のある韓国メーカーの「ハンセム」です。国内メーカーでは対応できないプランでしたので、現場に合わせて製作可能なメーカーにお願いすることになりました。最適なプランを追求すると既製品では対応できなかったり、見映えが犠牲になることがありますが、プラン(=使い勝手)を最優先することが、いつまでも満足が継続するリフォームのコツになります。
水栓金具はKVK製のグースネックシングルレバー式シャワー水栓をチョイス。デザインと使い勝手をとことん試して辿り着きました。
扉の面材はメンブレン加工によりウェーブのような表情で統一し、シンプルな鋳物の取っ手が全体の表情を引き締めています。
洋室の間仕切り壁を取り払ってリビングダイニングの一部として取り込んでいます。床は朝日ウッドテックの天然突き板遮音フローリング「ライブナチュラル」。穏やかで繊細な木目が特徴の「バーチ」材を選び、ウッドワン製の建具とイメージを統一しました。ダイニングテーブルと飾り棚はウォールナットの無垢材で製作し、カリモク製のダイニングチェアを合わせています。
ダイニングのペンダントライト(コイズミ照明)は、マット塗装仕上げの反射板により柔らかな光が食卓を明るく彩ります。