個人病院全面リニューアル(その5)
施工地域 | 神戸市垂水区 |
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物件情報 | RC造平屋建て、築44年 |
工事概要 | 解体撤去工事、構造補強工事、自動ドア新設、折れ戸新設、サッシカバー工法、屋外通路新設、タイル・石張り、内装仕上げ工事、ソファ・ブラインド更新その他 |
工事費用 | 約1,130万円(税込) |
工事期間 | 10日間(平成31年5月竣工) |
受付カウンターは元の形状を利用して新たに荷物置台を増設し、壁一面をジョリパッドのボーダーパターンで仕上げました。
また診察室への入口を親子扉からフルオープン可能な折れ戸へ取り替え、ストレッチャーなどがより通りやすくなりました。
ジョリパット…アイカ工業㈱による砂などを塗料に混ぜたモルタル外(内)壁用意匠性塗材で、様々なパターンが施工可能。
待合室はベンチソファをすべてリニューアルして快適にお過ごしいただけるようになりました。
全体に暖かみのある落ち着いた印象になり、初めての方でもリラックスしていただけそうです。
待合室を広げるために2ヶ所あった出入口を1ヶ所に集約し、エントランス部分も院内の待合室に取り込みました。
間仕切り壁を撤去するために鉄骨梁で補強を行い、アクセントとして残しながら空間を広げることに成功しました。
間仕切開口を広げた部分には曲げ加工を施したウォールナット積層材で縁取りをし、アプローチを待合スペースと一体化しつつ重厚感のある特徴的な空間になっています。
エントランスは親子扉から2連の自動ドアに取り替え、車いすや体の不自由な方でもスムーズに通行できるようにしました。
壁面には院内まで伸びる立体感のあるボーダータイルを貼って外の空間とつながりを持たせるようにしています。
これで病院内のリニューアルはすべて完了となり、後は外部リニューアルを残すのみとなりました。