まず最初に新築当時の埋め戻し土のままだった建物の周囲を、将来の緑化に向けて整備していきます。
地盤面を全体的にかさ上げするためにコンクリートブロックを3段積み、隣地に土が流れ出ないように土留めを行います。

その次に地中に透水管を埋設し、上から透水マットを全面に敷き詰めます。
最後に真砂土を敷き均して整備完了です。
透水管と透水マットを組み合わせることで、大雨が降った後でも水が溜まりにくくなります。
※透水管…穴の開いたパイプを埋設して近くの排水桝へ接続し、地中にしみ込んだ雨水を集めて排水します。

北側には室内から直接出入りできるサンルームを設置しました。
三協アルミ製「晴れもよう」の特注品です。
両サイドから出入りできますので、通り抜けも可能なご趣味のための屋外スペースの完成です。

既存ブロック塀の上に化粧ブロックを1段積み、アルミフェンスを新設しました。サンルームの出入口は片側は片開きドアですが、もう一方は間口に合わせた引違いサッシになっており、両側に網戸を設置することで通風換気も可能になっています。

南面には室内から出入りするための小さなバルコニーを新設しました。玄関ポーチからもアクセスできるように片側はオープンにしています。
ワンちゃんたちを水洗いする足洗い場もタイル張りで新しく造り直しました。

掘り込みガレージ上部のテラスには、ウッドチップを主原料にした保水平板「クール上手」を敷き並べることになりました。
この製品には雨水を保水することで表面温度を下げ、室内への照り返しやテラスの温度上昇を防ぐ効果があります。
またコンクリートの蓄熱防止にもなりますので、掘り込みガレージ内の室温を下げることにもつながります。

エントランス階段はブロック塀をカットしてアルミ手すりを設置し、アプローチには鋳物の門扉とガラスブロックの玄関サインを新設しました。門扉は三協アルミ製「フェアル」、ガラスブロックはリクシルGBウォールにLED照明が内臓されています。

メインのアプローチには天然石の「クレモナストーン」を乱張りし、階段にはお客さまご支給の磁器質タイルを張りました。塀は意匠性塗り壁材の「ジョリパット」コテ塗りとし、全体をナチュラルな雰囲気で統一しています。

後日ご訪問させていただくと花壇には植物が植えられ、お庭には芝が張られてとても明るい雰囲気になっていました。
随所に高度な機能と優れた景観を併せ持つ、こだわりのたっぷり詰まったエクステリアリフォームとなりました。