個人病院全面リニューアル(その4)
施工地域 | 神戸市垂水区 |
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物件情報 | RC造平屋建て、築44年 |
工事概要 | 解体撤去工事、左官工事、パーティション新設、家具工事、内装仕上げ工事、照明器具・エアコン取り替え、放送設備新設、業務用冷蔵庫新設その他 |
工事費用 | 約840万円(税込) |
工事期間 | 10日間(平成31年1月竣工) |
診察室と通路はカーテンで仕切られていましたが、プライバシーに配慮して間仕切壁と引き戸を新設しました。
震災の影響を受けた床は不陸が目立つようになっていましたので、診察室全面を左官屋さんで平滑に塗り直しています。
以前は処置室と同じスペースだった点滴室ですが、分離してスペースを広げ、個別にカーテンで仕切るようにしました。
視界に入る天井の色やアクセントクロスにもこだわり、患者様がリラックスできるよう最大限配慮しています。
処置室は診察スペースの中央に配置し、可動式のパーティションで間仕切ることで急患やウイルスの流行などにフレキシブルに対応できるようにしました。
カーテンで仕切られて心細くなりがちだった空間が明るく開放的になり、治療に対する不安や恐怖心を和らげる一助となることが期待されます。
メインの診察室は新たに軽量スチール製のパーティションで囲い、出入口を2ヶ所設けてスタッフとの動線を分けることができるよう計画しました。
南面は一部をオープンとして採光をふんだんに採り入れ、正面のアクセントクロスとフローリング調の床材がカフェのような雰囲気を醸し出しています。
元日を除いて稼働させることで短期間で大掛かりなリニューアルを完成させることができ、新年からは新しく生まれ変わった診察スペースで気持ち良く治療に専念していただけるようになりました。