トンガリ屋根のマンション改修その2
大規模修繕を終えたマンションの共用部分のリニューアル工事を引き続き行うことになりました。
こちらは劣化した機能を新築当時の性能に回復させるものとは異なり、これまで無かった機能を加えたりデザインを新しくさせるものになります。
震災の爪痕が残る共用部分を、安心していつまでも快適に住み続けられるようリニューアルしていきます。
施工地域 | 神戸市中央区 |
---|---|
物件情報 | 鉄骨ALC造5階建て、築28年 |
工事概要 | コンクリート擁壁撤去、目隠しフェンス新設、階段床塩ビシート貼り |
工事費用 | 約240万円(税込) |
工事期間 | 約1ヶ月(平成28年3月竣工) |
エントランスのコンクリート擁壁は震災の影響でお隣へ傾いていました。このままでは倒壊の危険があるなうえ敷地境界線も越えていましたので、撤去して新たに造り替えることになりました。
住宅密集地であり歩行者も頻繁に通ることから、解体作業時に騒音が出ない特殊な工法で解体していきます。
解体作業時に擁壁が誤って倒壊することがないよう、お隣の外壁を養生しながら慎重に作業を進めます。
解体が終わると次に新設するフェンスの支柱を建て、電気配線を行ったうえでコンクリート打設します。
新しい目隠しには三協立山アルミ製の木目調フェンス「エルファードM4型」を採用しました。
工事完了後にはプランターをフェンスの足元に並べ、植栽をフェンスに絡ませて全体を緑化する計画です。
鉄骨階段の床には磁器質タイルが貼られていましたが、経年劣化による割れや浮きが目立っていました。
そこでタキロン製の塩ビシート「タキステップ」をタイルの上から貼ることになりました。(下地調整は必要です)
滑りにくいノンスリップ仕様で雨の日でも安心して歩行できるようになりました。